食品グレードの珪藻土に関する危険性
珪藻土は主に二酸化ケイ素(シリカ)からなる粉末で、古代の藻類の化石化した骨格が砕かれてできています。食品グレードとして販売されており、粗砕・微粉の両方が利用可能です。
摂取リスク
食品グレードの珪藻土は人にとって毒性はなく、食品製造で流動性向上や結塊防止、液体の泡立ち抑制、種子の発芽促進、乾燥保持などに利用されています。皮膚に触れても危険はありません。
吸入による危険性
粉末であるため、呼吸器に吸い込むとシリカ粉塵による健康被害が懸念されます。米国疾病予防管理センター(CDC)によれば、シリカ粉塵の吸入は珪肺症や結核リスクの増加、自己免疫疾患や慢性腎臓病の発症とも関連しています。特に長期・繰り返しの曝露でリスクが高まります。
刺激リスク
微細で研磨性のある粒子は、目や鼻、喉の粘膜を刺激します。粉塵が眼に入ると一時的な充血や擦り傷を起こし、鼻や喉の粘膜にも炎症を引き起こすことがあります。
がんリスク
食品グレードの珪藻土自体は発がん性物質ではありませんが、シリカ粉塵による肺への慢性的なダメージが肺がんのリスクを高める可能性があります。
安全対策
吸入リスクを減らすため、作業は換気の良い場所で行い、必要に応じて防塵マスクを着用してください。粉塵に曝露した場合は、すぐに新鮮な空気の場所へ移動し、目は清水で洗い流し、喉は水でうがいし、鼻は軽くかんで粉塵を除去します。気管支炎、肺気腫、喘息など呼吸器に基礎疾患がある人は特に注意が必要です。
