アスパルテームの影響とリスク
アスパルテームは、ダイエット飲料や「無糖」表示の食品に広く使用されている人工甘味料です。米国食品医薬品局(FDA)は、乾燥食品への使用を1981年に、炭酸飲料への使用を1983年に承認しました。アスパルテームは、アスパラギン酸が約40%、メタノールが約10%、フェニルアラニンが約50%含まれています。これらの成分は大量に摂取すると体に有害な影響を及ぼす可能性があり、議論の的となっています。
アスパラギン酸(アスパラテート)
アスパラギン酸は興奮性毒性を持つくアミノ酸で、過剰に脳内に存在すると神経細胞を過刺激し、最終的に死滅させることがあります。長期的な過剰摂取は、多発性硬化症、てんかん、アルツハイマー病、パーキンソン病、低血糖、認知症などの慢性疾患と関連付けられています。FDAは、頭痛、片頭痛、けいれん、めまい、混乱、眠気、構音障害などの神経症状を認めています。
メタノール
アスパルテームの約10%はメタノールとして放出されます。体内でメタノールはホルムアルデヒドとホスフェートに変換され、これらは盲目や酸性血症を引き起こす可能性があります。加熱されたメタノールは吸収が速くなるため、摂取量が多いと毒性が顕在化します。FDAの安全基準は1日あたり7.8 mgですが、アスパルテーム入り1リットルの飲料には約56 mgのメタノールが含まれます。中毒症状としては視界のかすみ、視力低下、網膜障害、頭痛、吐き気、めまい、しびれなどがあります。
フェニルアラニン
フェニルアラニンは脳内の神経伝達物質に影響を与える必須アミノ酸です。フェニルケトン尿症(PKU)という遺伝性疾患を持つ人は、フェニルアラニンを代謝できず、知的障害を引き起こす危険があります。PKUでない人でも、過剰なフェニルアラニンはセロトニン合成を阻害し、気分の変動、うつ、激しい怒り、異常行動を招く可能性があります。抗うつ薬の効果がフェニルアラニンの一種であるパラクロロフェニルアラニンによって阻害されるという研究結果も報告されており、うつ病治療中の人はアスパルテームの摂取を控えるべきです。
