アルコール中毒の治療法は?
アルコール中毒とは
短時間に大量のアルコールを摂取すると、血液中に急速に吸収され脳へ届き、言語障害やめまい、軽い多幸感などの症状が現ります。アルコール中毒は、飲酒だけでなく、イソプロピルアルコール(消毒用アルコールや化粧品、洗剤に含まれる)や、塗料・溶剤・不凍液などの誤飲でも起こります。
主な症状
- 混乱・意識障害
- 嘔吐
- けいれん
- 呼吸数が8回/分未満の低呼吸、または呼吸が不規則になる
- 皮膚が青白くなる、あるいは青紫色になる
- 低体温
- 失神
症状が1つだけでも、過度の飲酒が疑われる場合はすぐに119へ通報してください。
効果のない対処法
酔っ払った人に対して自宅でコーヒーを飲ませる、冷たいシャワーを浴びさせる、歩かせるといった処置は効果がありません。特に冷水シャワーは急激な体温変化によるショックで意識を失う危険があります。
適切な治療法
アルコール中毒の治療は、肝臓がアルコールを分解する時間を支援する対症療法が中心です。医療機関では、以下のような処置が行われます。
- 嘔吐による窒息を防ぐための体位管理
- 酸素投与で血中酸素濃度を維持
- 点滴による水分補給と脱水予防
- チアミン(ビタミンB1)とブドウ糖の投与で代謝異常を防止
重症の場合は集中治療室での管理が必要です。
