FDAの食品関連法規と主要法令の概要

米国食品医薬品局(FDA)は、米国保健福祉省(HHS)の一部であり、国内の食料供給の安全確保を主な任務としています。FDAの権限は1938年の食品・医薬品・化粧品法(FD&C法)に基づき、米国法典(U.S.C.)第21編第9章に規定されています。主な食品関連法として、以下が挙げられます。

公正包装表示法(Fair Packaging and Labeling Act, 1966)

この法律は、製品の識別、製造業者・包装業者・流通業者の名称・所在地、内容量の正確な表示を義務付けています。ラベルにはメートル法と英語単位の両方を記載する必要がありますが、将来的にはメートル法のみが必須となり、英語単位は併記が許容される可能性があります。1966年制定当時は詐欺防止が主目的でしたが、2010年以降は安全性・健康面への配慮が重視されています。

栄養表示教育法(Nutrition Labeling and Education Act, 1990)

1990年のこの法改正は、詐欺防止から健康志向への転換点となりました。米国心臓協会(AHA)もこの法律を活用し、消費者に飽和脂肪酸やコレステロールなどの過剰摂取を避け、健康的な食品選択を促す情報提供を行っています。結果として、消費者は栄養価の低い食品を避け、健康に配慮した選択がしやすくなりました。

栄養補助食品健康教育法(Dietary Supplement Health and Education Act, 1994)

本法により、栄養補助食品は医薬品ではなく食品として規制されます。そのため、医薬品のように事前承認は不要です。ただし「新規栄養補助食品」を市場に出す際は、FDAへ安全性を示す情報を提出し、75日間の審査期間を設ける必要があります。審査期間中に安全性に問題がなければ、FDAはウェブサイトに情報を掲載し、販売が認められますが、これは安全性を保証するものではなく、消費者は引き続き注意が必要です。

以上の法令は、米国における食品表示・安全性・栄養補助食品の管理体制を支える重要な柱です。消費者はこれらの法律に基づく情報を活用し、より安全で健康的な食生活を送ることが期待されます。

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