鳥におけるサルモネラ感染と人へのリスク
サルモネラは人間や動物の腸管に常在し、鳥類でも感染が報告されています。家禽からペット鳥、野生の雛鳥まで、さまざまな鳥がサルモネラの原因となり得ます。鳥を食べる場合でも、ペットとして飼う場合でも、サルモネラ中毒のリスクは存在し、場合によっては致命的になることもあります。
鳥から鳥への感染
全種の鳥がサルモネラに感染しやすく、直接接触や汚染された餌・水の摂取で拡散します。症状としては羽毛が乱れ、下痢や活力低下が見られますが、症状が出ない保菌鳥もいるため、飼い主は注意が必要です。
鳥から人への感染
感染鳥は糞便、羽毛の粉塵、鼻や眼の分泌物を通じて細菌を拡散します。汚染された空気の吸入や、鳥の糞便やケージ、飼育用具に触れることで人に感染することがあります。米国疾病予防管理センター(CDC)は、これらの接触がサルモネラ症の主な感染経路であると警告しています。
ペット鳥におけるサルモネラ
CDCは、ペット鳥が人へサルモネラを伝える主要な動物の一つであると指摘しています。外来種や野生捕獲の鳥は感染リスクが高く、見た目では健康に見えても保菌している可能性があります。
ヒナやアヒルの雛におけるサルモネラ
ヒナはサルモネラ保菌率が高く、特に小児は感染すると重症化しやすいため、ペットとしての購入は推奨されません。1991年4月の事例では、ヒナとアヒルの雛が原因で22例の感染が報告されています。
家禽・卵におけるサルモネラ
米国でのサルモネラ感染の大半は、汚染された家禽肉や卵の摂取によります。165℃での加熱により細菌は死滅しますが、調理中の交差汚染や調理後の手洗い不徹底が二次感染の原因となります。
