Thuja occidentalis(西部トウヤ)の副作用
乾燥した小枝の先端(東部アルボーヴィテや北部白杉としても知られる)は、民間療法やホメオパシーで風邪や壊血病、乾癬、リウマチなどのウイルス性呼吸器疾患の治療に用いられています。しかし、植物自体や抽出物を大量に摂取すると中毒を起こし、嘔吐、腹痛、下痢、頭痛、神経過敏、痙攣などの症状が現れます。
内部摂取のリスク
葉や小枝、エッセンシャルオイルを直接口にすると中毒の危険があります。抽出方法によりオイルの成分は大きく変動し、特にチュジョン(thujone)という成分は筋肉痙攣、発作、幻覚を引き起こすことが知られています。高用量では肝臓や腎臓にダメージを与え、最悪の場合死亡例も報告されています。皮膚や目にオイルが付着すると強い刺激や火傷、喘息や皮膚炎を起こすことがあります。
中毒症状
植物そのものによる中毒では、嘔吐・腹痛・下痢に続き、吸収障害、頭痛、神経興奮、慢性的な痙攣が見られます。さらに肝腎障害が進行し、肝萎縮、心律不整、心筋出血など重篤な症例も報告されています。過剰摂取や乱用では、胃腸・子宮・肝臓・腎臓への刺激が顕著になり、乳幼児が葉や小枝を誤飲した場合は軽度の胃腸症状と嘔吐が見られます。
エスベリトックス(Esberitox)
エスベリトックスは Thuja を他の薬用植物と組み合わせたハーブ医薬品です。推奨用量(1日あたり Thuja 18〜36 mg)を守り、1〜2週間服用した場合、ほとんど副作用は報告されていません。約1,220万人が5年間にわたって使用したデータでは、皮膚発疹などの軽微な副作用が63件報告されていますが、これが Thuja 単独によるものか他の成分との相互作用かは不明です。
妊婦・子どもへの注意
妊娠中または授乳中の女性は使用前に必ず医師に相談してください。子どもや乳児は副作用が出やすいため、使用は医師の指導のもとで行う必要があります。
過剰摂取時の対処法
不整脈や嘔吐、胃腸障害などの症状が現れた場合は、直ちに 911(または地域の救急番号)または毒物管理センターへ連絡してください。
