軽度の自動車事故後に起こりやすい背中の問題

軽度の自動車事故でも、重大なケガになることがあります。特に背中の損傷は事故後に頻繁に見られます。衝突の仕方によりさまざまな背部障害が起こり、症状や合併症も多岐にわたります。症状は事故直後に出ないこともあり、数日〜数週間後に現れることがあります。事故に遭ったら、必ず医師の診察を受けることをおすすめします。

むち打ち(Whiplash)

むち打ちは上背部と首に影響します

むち打ちは軽度の自動車事故で最も一般的な首・背中の障害です。後方から衝突すると、乗員は前方へ強く投げ出され、すぐに後方へ戻ります。頭が横向きの状態で衝撃を受けると、過伸展と過屈曲が起こり、症状が重くなります。むち打ちにより首や上背部に強い痛み、筋肉の痙攣、動作時に増す慢性的な痛みが生じます。

椎間板ヘルニア

椎間板がずれると神経が圧迫されます

衝突の衝撃で椎間板がずれ、ヘルニアを起こすことがあります。椎間板は脊髄を保護し、神経が頭部から骨盤へ走る通路です。ヘルニアが生じると神経が圧迫され、下背部の激しい痛みや脱力、しびれが現れます。また、股関節、脚、臀部、ふくらはぎ、足先に痛みやしびれが広がることもあります。

脊髄挫傷(コンテーション)

脊髄挫傷は麻痺を引き起こすことがあります

脊髄の挫傷は自動車衝突で起こり得る最も深刻な障害の一つです。脊髄が打撲されると、神経障害が生じ、反射の消失、感覚の喪失、そして一時的または永続的な麻痺が起こります。二次的な合併症として、性機能障害、排尿コントロールの低下、特定部位の過敏感などがあります。

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