腰部の膨らんだ椎間板に対する代替治療法

Mayo Clinicによると、代替医療とは従来の医療や治療法に代わる可能性のある治療を指し、臨床試験で十分に検証されていないことが多いです。腰部の椎間板が膨らんで痛みを抱える人は、痛み緩和の手段としてさまざまな代替治療に関心を持つでしょう。本稿では、手術や処方薬を使わない代替療法で、症状緩和に期待できるものをご紹介します。

膨らんだ椎間板症とは

腰椎の椎間板が構造変化により突出する状態を「椎間板膨隆(bulging disc)」と呼びます。加齢や日常の摩耗が主な原因で、初期症状は痛みやしびれです。放置すると激しい痛みや腫れが生じ、長時間の座位や立位が困難になり、激しい運動ができなくなります。重いものを持ち上げるなどの外傷が加わると、椎間板ヘルニアへ進行する恐れがあります。

鍼治療(アキュパンクチャー)

鍼は細い針を皮膚に刺入する代替療法で、椎間板そのものを治すわけではありませんが、針刺激によりエンドルフィンが放出され、自然な鎮痛効果が期待できます。Mayo Clinicは、エンドルフィンが体内の「自然の鎮痛剤」として働くことを示しています。鍼治療は一般に、最初の診察で2時間程度の問診と全身評価を行い、治療計画と回数を決定します。効果を持続させるために定期的な施術が必要で、背部の血行改善を目的としたハーブ療法を併用することもあります。

バイオフィードバックによる痛み管理

バイオフィードバックは、身体からの「フィードバック」を測定し、痛みのコントロール方法を学ぶ技術です。背部痛の場合、筋電図(EMG)を用いて筋緊張を測定し、皮膚に貼付した電極から得られるデータを解析します。患者は自分の痛みレベルを認識し、筋緊張や心拍、血流を調整するリラクセーションや呼吸法を習得します。バイオフィードバックは従来の治療と併用し、特に腰痛や片頭痛の緩和に有効とされています。

経皮的電気神経刺激(TENS)

TENSは小型の電気装置を背部の痛み部位に貼付した電極に接続し、軽い電流パルスを神経に送り込む治療です。痛みの程度に合わせて刺激レベルを調整でき、痛み信号を遮断すると同時にエンドルフィンの分泌を促すと考えられています。実施にあたっては必ず医師に相談し、適切な使用方法を守ってください。

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