腰痛の原因と予防策
腰痛は生涯のうちにほぼ全員が経験すると言われ、診療や欠勤の主要な原因のひとつです。多くの原因は予防でき、発症しても適切な休養や医師の指示に従った鎮痛剤で自宅で対処可能です。以下に主な原因をまとめました。
怪我による腰痛
運動前のウォームアップやストレッチを怠ると、トレーニング後に腰が痛むことがあります。また、転倒や自動車事故、重い物を持ち上げる際の不適切な姿勢は背中の筋肉や靭帯を損傷し、数日間の腰痛を引き起こします。
疾患が原因の腰痛
脊椎に腫瘍ができると神経を刺激したり圧迫したりして腰痛が生じます。馬尾症候群は下部脊髄の損傷により腰痛と失禁を伴います。手術や体内の他部位の感染が原因で脊椎に感染が起きると、腰痛に加えて発熱や背部の紅斑が見られます。
個人的要因
運動不足や身長に対して体重が過剰な人は、活動的で標準体重の人に比べ腰痛のリスクが高まります。喫煙は血行を悪化させ、腰痛を誘発しやすくします。加齢に伴う関節・腱・筋肉の自然な摩耗も腰痛の一因です。
姿勢の悪さ
長時間同じ姿勢で座ったり立ったりすると、背中や腰に負担がかかります。妊娠中は胎児の成長や体形の変化で姿勢が崩れ、腰痛が起こりやすくなります。猫背や肩をすくめた姿勢でパソコンに向かうと、腰だけでなく首や肩にも痛みが広がります。
脊椎の障害
関節リウマチや椎間関節症は背骨の関節に炎症や硬直をもたらし、時に強い腰痛を引き起こします。椎間板ヘルニアや膨隆した椎間板は坐骨神経を刺激し、臀部や脚に放散痛を伴うことがあります。また、脊柱側弯、脊柱管狭窄症、骨粗鬆症といった構造的問題も腰痛の原因となります。
