直接HDL測定とは何か

意義

直接HDL測定は、脂質プロファイルの一部として実施でき、HDL、LDLコレステロール、トリグリセリドを同時に評価します。心血管疾患リスクの判定に用いられる一般的なコレステロール検査の重要な項目です。

検査方法

『Clinical Chemistry』に掲載された研究によると、直接HDL測定は均質アッセイと呼ばれる同質の試料をそのまま分析する手法です。試料を分離する必要がなく、測定時間が短縮され、労働コストも削減できます。

測定対象

直接HDL測定は血清中のHDLコレステロールのみを測定します。HDLは血中コレステロールの約1/4〜1/3を占め、LDL、トリグリセリド、Lp(a)と合わせて総コレステロール量が算出されます。

「善玉」コレステロール

HDLコレステロールは動脈壁からコレステロールを回収し、肝臓へ運んで分解・排泄させる働きがあるため、米国心臓協会(AHA)では「善玉」コレステロールと呼ばれています。

HDLの基準値

男性の平均HDL値は40〜50 mg/dL、女性は50〜60 mg/dLとされています。60 mg/dL以上は男女ともに心血管リスクが低減する有益なレベルとされ、数値が高いほど健康的と評価されます(AHA、Mayo Clinic)。

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