HDL・LDLコレステロールのガイドライン
コレステロールの管理は、冠動脈性心疾患のリスクを把握するために重要です。「高コレステロール」の理解には、善玉コレステロールと悪玉コレステロールの違いを知ることが不可欠です。
コレステロールとは
コレステロールは血漿に含まれる脂質で、細胞膜の構成要素として必須です。血液中をリポタンパク質が運搬し、主に低密度リポタンパク質(LDL)と高密度リポタンパク質(HDL)の2種類があります。
善玉コレステロール(HDL)
HDLは高密度リポタンパク質に結合したコレステロールで、血管壁から余分なコレステロールを肝臓へ運び出す働きがあります。男性のHDLが40 mg/dL未満、女性が50 mg/dL未満は低値とされ、冠動脈性心疾患のリスクが高まります。HDLを60 mg/dL以上に保つと心疾患の予防効果が期待できます。
- 体重を減らす
- 定期的な有酸素運動を行う
- 脂質摂取を控え、オメガ‑3脂肪酸(青魚等)を積極的に摂取する
悪玉コレステロール(LDL)
LDLは血管壁にコレステロールを沈着させやすく、プラーク形成を促進します。LDLの基準は以下の通りです。
- 200 mg/dL未満:正常
- 200〜239 mg/dL:境界域(やや高値)
- 240 mg/dL以上:高値(心疾患リスクが約2倍に上昇)
LDLを減らすための生活習慣は、HDLを増やす際と同様です。具体的には体重管理、禁煙、食物繊維を多く含む低脂肪食、そしてオメガ‑3脂肪酸を豊富に含む魚介類の摂取が効果的です。
