うつ病に効果的なマッサージ療法の種類

メイヨークリニックと米国国立補完代替医療センターの両方が、うつ症状の軽減にマッサージ療法の効果を認めています。マッサージはリラクゼーションを促し、ストレスや不安の緩和に寄与します。うつ病の治療としては、通常のカウンセリングや心理療法に加えて、あるいは単独で利用できる代替手段として注目されています。代表的なマッサージ療法として、スウェディッシュマッサージ、ホットストーンマッサージ、タイマッサージ、アロマセラピーマッサージがあります。

スウェディッシュマッサージ

筋肉の緊張を緩和し、神経を落ち着かせるスウェディッシュマッサージは、不安やうつの軽減に効果があります。2004年にCassilethとVickersらがJournal of Pain and Symptom Managementに発表した研究では、1,290名のがん患者(中等度以上の不安・うつを抱える)に対しスウェディッシュマッサージを実施した結果、うつ・ストレス・不安が約50%減少しました。

ホットストーンマッサージ

加熱した平らな石を用いるホットストーンマッサージは、古典的な揉みほぐし技術と組み合わせて行われます。石の熱が筋肉を柔らかくし、血行を促進し、神経系を鎮静させるとともに、体内のエネルギーセンター(チャクラ)を整えるとされています。このような身体と心のバランス調整が、うつ症状の緩和に寄与すると報告されています。

タイマッサージ

タイマッサージは、アーユルヴェーダやタイ仏教の伝統に基づき、ヨガのようなストレッチや指圧を組み合わせた手技です。施術者と受け手が協力して体の「ブロック」を解除し、エネルギーラインに沿ってリズミカルに圧を加えます。関節炎や緊張した筋肉の痛み緩和はもちろん、精神的な落ち着きやストレス軽減、深いリラクゼーション効果が期待できます。

アロマセラピーマッサージ

アロマセラピーは、ラベンダー、ベルガモット、レモングラスなどのエッセンシャルオイルを使用し、マッサージの手技と組み合わせます。特定のオイルは脳の辺縁系に働きかけ、神経系やホルモン、感情に影響を与えるとされています。うつ症状の改善に有効とされるオイルはベルガモット、レモングラス、ローズマリー、セージなど。一方、鎮静効果のあるオイルとしてカモミール、ジャスミン、ラベンダーが挙げられます。

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