光療法の概要
歴史
古代ギリシャでは紀元前1500年頃から、光が持つ治癒力が認識されていました。ヒポクラテスは日光浴をさまざまな疾患の治療に推奨し、第二次世界大戦前には多くの病院に日光室が設置されました。1980年代になると、光ボックスが季節性情動障害(SAD)の有効な治療法として確立されました。
概要
光療法は、自然光に近い強度の人工光を発する光ボックスの前に座って受ける治療です。家庭用の光ボックスは通常の照明よりはるかに明るく、UV光を含むものや非UVの白色光のみのものがあります。主に自宅で行われます。
効果
光療法は季節性情動障害のほか、双極性障害、不眠症、産後うつ、その他のうつ病にも効果が報告されています。薬物療法に比べて効果が早く現れ、副作用も少ないとされています。
副作用
頭痛、倦怠感、日焼け、目の乾燥などが起こることがありますが、通常は数日で軽減します。治療時間や時間帯を調整したり、光ボックスから距離を取ることで症状を和らげられます。
検討すべきポイント
抗うつ薬の副作用が気になる方や、薬に頼りたくない方は光療法を検討できます。心理療法の代替としても利用可能です。光ボックスはドラッグストアやオンラインで購入でき、医療機器のレンタルサービスでも入手可能です。
