慢性大うつ病性障害の治療におけるバッハフラワーセラピー

バッハ博士の理論

エドワード・バッハ博士は、身体的・感情的な不調を自然のエネルギーで調整する新しいアプローチを提案しました。約38種の花や植物から抽出したエッセンスを水とブランデーで希釈し、患者個々のうつ状態に合わせて調合することで、体内に閉じ込められたエネルギーの流れを解放し、心身のバランス回復を目指します。


フラワーエッセンスとは

バッハは植物が独自の生命エネルギー(“指紋”)を持ち、それが花弁に刻まれると考えました。そのエネルギーを抽出したものがフラワーエッセンスです。抽出には主に「サンメソッド」と「沸騰メソッド」の二つが用いられます。


エッセンス抽出の手法(ポテンティゼーション)

完全に開花した花のみを使用し、抽出したエッセンスとブランデーを1:1の比率で混合します。その後さらにブランデーを加えて保存瓶に詰め、エッセンスの保存性と活性を高めます。この全過程をバッハは「ポテンティゼーション」と呼びました。


フラワーエッセンスの製造

製造は季節に応じて手法が選ばれます。春から夏にかけては日照時間が長いことからサンメソッドが、天候が不安定で寒い時期には沸騰メソッドが適用されます。


サンメソッド

晴天の日に現場で花を摘み取り、花全体を水(花1部に対し水50部)に浸し、3時間ほど直射日光にさらします。抽出液はその後ブランデーと同量を混合し、完成です。


沸騰メソッド

夏以外の時期に、花だけでなく樹枝や葉なども対象とします。植物素材を水10部に入れ、ガラス容器で30分間沸騰させます。冷却後にブランデーと同量を加えて瓶詰めし、エッセンスが完成します。


うつ病への応用

身体的要因が関与するうつ症状だけでなく、精神的な要因だけで起こるうつにもバッハフラワーセラピーは使用できます。エッセンスは極めて微細な作用を持つため、既存の薬物療法やカウンセリングの代替ではなく、補助的なサポートとして位置付けられます。

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