臨床的うつ病の治療法

臨床的うつ病(大うつ病)は、心身に深刻な影響を及ぼす疾患です。睡眠障害、倦怠感、悲しみ、興味・喜びの喪失などの症状が現れますが、適切な治療により改善が可能です。Mayo Clinicや米国国立医学図書館によれば、主な治療法は薬物療法、心理療法、外科的手法で、状況に応じて組み合わせて用います。

心理療法

  • 軽度のうつ病では単独で、また中等度から重度の場合は他の治療と併用して行われます。臨床心理士やカウンセラーが実施し、対処法の習得、目標設定、問題解決スキルの向上を支援します。

抗うつ薬

  • 医師が処方する薬で、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)や三環系抗うつ薬、MAOI、SNRIなどがあります。効果が現れるまで数週間から数か月かかることがあり、性機能障害や体重増加などの副作用が報告されています。

電気けいれん療法(ECT)

  • 医療機関で行われる治療で、頭部に電極を装着し短時間の電流で発作を誘発します。症状の迅速な改善が期待できますが、記憶障害のリスクがあります。

磁気刺激療法(TMS)

  • 比較的新しい非侵襲的治療で、磁気コイルで脳に微弱な電流を流し、神経活動を調整します。うつ症状の軽減が報告されていますが、保険適用が限られる場合があります。

神経外科的治療

  • 脳内に電極を埋め込む手術的アプローチです。FDAは2005年に重度うつ病に対する迷走神経刺激(VNS)を承認し、深部脳刺激(DBS)も研究が進んでいます。

入院治療

  • 自傷リスクや重篤な症状がある場合、精神科専門病棟への入院が勧められます。数週間から長期にわたり、薬物療法や心理療法を集中的に受けられます。

代替医療

  • セントジョンズワートは軽度のうつや不安に効果があるとされ、サプリやティーとして市販されています。ただし、吐き気やめまいの副作用や、経口避妊薬の効果低下など相互作用に注意が必要です。

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