乳児と子どもの胃食道逆流(GERD)
胃食道逆流症(GERD)は、胃の内容物が食道に逆流する状態で、一般に酸逆流と呼ばれます。乳児の約半数が生後数か月間に経験しますが、ほとんどは1歳までに自然に改善します。幼児や学童でも起こり得るため、対策を知っておくことが大切です。
原因
- 乳児の場合:胃腸の筋肉が未熟で、逆流しやすいことが主な原因です。
- 幼児・学童の場合:成人と同様に、薬剤の副作用、過剰な食事量、食後すぐの運動や横になること、肥満、特定の食べ物が原因となります。
乳児の症状
- 食後の頻繁な嘔吐やげっぷ、咳、食欲不振、食事の困難、過剰なガス、逆流、イライラ、体重増加不良などが見られます。
子どもの症状
- 胸や喉の焼けるような違和感、食べ物が喉に詰まった感覚、咳、口臭、声がかすれるといった症状が現れます。
乳児への対策
- ベビーベッドの頭側を6〜8インチ(約15〜20cm)上げる。
- 少量を頻回に与える。
- 授乳中および授乳後30分は赤ちゃんを立てた姿勢で抱く。
- しっかりとげっぷをさせる。
- 母乳育児の場合、母親の食事で刺激物(例:カフェイン、チョコレート、辛い食べ物)を控える。
子どもへの対策
- ベッドの頭側を6〜8インチ上げる。
- 食後2時間は背筋を伸ばした姿勢で過ごす。
- 1日数回に分けて少量ずつ食べさせ、食後すぐの激しい運動は避ける。
- 定期的に適度な運動を取り入れ、肥満を防止する。
刺激となる食べ物
- 柑橘類、チョコレート、カフェイン、揚げ物、辛い料理、トマトベースの食品などがGERDの症状を悪化させることがあります。
