大腿動脈瘤(大腿部動脈瘤)の兆候と症状
大腿動脈瘤とは
動脈瘤は血管壁が膨らんだ状態で、風船のように膨らみ、破裂すると激しい内部出血を引き起こす危険があります。小さな動脈瘤はほとんど見つかりませんが、大きくなると診断されます。最も一般的な部位は大動脈ですが、大動脈から分岐する大腿動脈(大腿部の血管)にも発生します。大腿動脈瘤は主に鼠径部(股関節付近)の上部に見られます。
主な兆候と症状
高血圧(血圧上昇)
喫煙、肥満、高コレステロールなどが原因で動脈が硬くなる動脈硬化は、高血圧を引き起こす代表的なサインです。血管の異常は血圧上昇と密接に関係しているため、心配な場合は医師の診察を受けましょう。
疼痛(痛み)
大腿動脈瘤があると、血流低下により患部以下の部位に痛みを感じることがあります。痛みは膝周辺や下腿部に現れることが多く、瘤の大きさや位置により範囲は異なります。
しびれやチクチク感
血流が不足すると、患部以下の脚にしびれやチクチクした感覚が生じます。鼠径部に瘤がある場合は、膝や大腿部の下部で同様の症状が現れることがあります。
脈拍の変化
大腿動脈瘤があると、膝裏(腓窩動脈)や鼠径部で脈拍が強く触知できることがあります。通常は触りにくいこれらの部位が、瘤により脈がはっきりと感じられるようになります。
診断と治療
CT、MRI、超音波検査などで大腿動脈瘤の有無を確認します。治療は患者の全身状態や年齢、瘤の大きさに応じて決定され、まずは血圧管理や禁煙が基本です。瘤が小さければ経過観察や薬物療法で対応し、サイズが大きい場合は外科手術が検討されます。
