BIPAPとCPAPの違い
CPAP(持続的気道陽圧)とBiPAP(二段階気道陽圧)は、睡眠時無呼吸症候群、COPD、肺水腫、呼吸不全などの呼吸器疾患に対し、非侵襲的に加圧空気を供給する装置です。機能は同じですが、圧力方式や適応症、価格などに重要な違いがあります。
気圧の違い
- BiPAPは吸気時に高圧、呼気時に低圧という二段階の圧力を設定でき、呼吸の負担を軽減します。
- CPAPは一定の圧力を常に供給するため、呼気時にやや大きな抵抗を感じることがあります。
適応症
- BiPAPは重度の睡眠時無呼吸症候群に加え、COPDや神経筋疾患、肺疾患など、呼吸補助が必要な患者に推奨されます。非侵襲的人工呼吸として機能します。
- CPAPは重度の睡眠時無呼吸症候群で、他に呼吸器疾患を伴わない患者に適しています。呼吸補助は行わず、気道を開いたままにすることが目的です。
歴史
- BiPAPは1990年代半ばにRespironics社が開発した商標名です。他社は「バイレベル」や「VPAP」などの呼称を使用しています。
- CPAPは1981年にコリン・サリバンが睡眠時無呼吸症候群治療のために開発しました。初期モデルは真空クリーナーのモーターを逆転させたもので、鼻へ空気を送るだけの簡易装置でした。
その他の違い
- BiPAPはサイズが小さく、音が静かですが、技術的に高度なため価格は$800〜$6,000と高価です。
- CPAPは比較的安価で、機種や機能により$160〜$800程度で購入できます。
