ローテーターカフ損傷のエクササイズと治療法

ローテーターカフの損傷は、肩関節の上部にある上腕骨を取り囲む4つの小さな筋肉と腱のうち、特に棘上筋に最も多く見られます。この損傷は、肩の上外側に激しい痛みを生じ、肘まで放散することがあります。若年層ではスキーや各種スポーツでの事故が主な原因です。一方、高齢者は血行不良や骨棘、繰り返しの上げ伸ばしや頭上作業により罹患しやすくなります。

治療

ほとんどのローテーターカフ損傷は、最初は鎮痛剤や理学療法による保存的治療が行われます。しかし、全層断裂の多くは手術が必要で、手術までの遅れは成功率に影響します。したがって、医師による評価が重要です。患側で寝られない、肩の上方や背中側への動作で腫れとともに筋肉がはさみ痛がることがあります。氷嚢で腫れを抑えると動きやすくなります。周囲の筋肉を伸ばし強化するエクササイズは、補助的に働き回復を促進します。痛みが強くなる場合は中止し、完全治癒には12〜18か月かかることがあります。

可動域エクササイズ

腰を前かがみにし、側方に倒しながら、患側の腕を床にゆるく垂らします。2〜3ポンド(約0.9〜1.4kg)のダンベルを持ち、腕を徐々に広がる円を描くように回します。朝起きた直後と就寝前に、重さの有無にかかわらず頻繁に行い、関節の硬直を防ぎます。

上方ストレッチ

壁から約30cm離れた位置に立ち、患側の手を快適な高さに置き、指先を上に向けて滑らせるように上げます。体を前方に傾け、指がこれ以上上がらなくなるまで3〜5秒キープし、ストレッチを深めます。1日2回繰り返します。

外旋エクササイズ

枕を頭の下に、タオルロールを患側肩の下に置いて横向きに寝ます。肘を90度に曲げ、良い手で3〜4フィート(約90〜120cm)の杖や棒の一端を握り、もう一端を患側手のひらに当てます。手をベッドの端方向にやさしく押し、腕を外側に回します。1日2回、10回ずつ行います。

内旋ストレッチ

良い手で良い側の肩にタオルやエクササイズバンドを掛け、患側の腕を背中側に回します。バンドやタオルをできるだけ高く握り、親指を上に向けます。良い腕で患側腕を引き上げ、バンドやタオルでサポートします。最初は動きが小さいですが、少しずつ補助筋が強化されます。1日2回、10回を目安に行います。

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