ランナー膝の診断と治療方法
概要
ランナー膝は、膝蓋骨(膝のお皿)の下にある軟骨が軟らかくなり、弱くなることで起こるスポーツ障害です。痛みや不快感が強く、ランナーだけでなく、ウォーカーやサイクリスト、ジャンプを伴うスポーツでも発症します。
診断のポイント
主な症状は、膝蓋骨の裏側の痛みや腫れです。歩行・ランニング・長時間の座位で痛みが増すことがあります。また、膝関節でポップ音や擦れる音が聞こえることもあります。医師は膝蓋骨の位置が大腿の中心と合っているか、太ももの前側(大腿四頭筋)の筋力・柔軟性を評価します。必要に応じてレントゲン撮影で診断を確定します。
治療ステップ
1. 症状の確認と診断
膝の痛みや腫れ、音の有無をチェックし、医師に診てもらいます。レントゲンやMRIで軟骨の状態を確認することもあります。
2. 安静とアイシング
走行や膝に負担のかかる活動は控え、3〜4時間ごとに10〜15分間氷で冷やして炎症を抑えます。
3. 膝の挙上と薬物療法
足の下に枕を置いて膝を高く保ちます。抗炎症剤や鎮痛剤で痛みと腫れを軽減します。
4. 手術の検討
症状が改善しない場合、軟骨を滑らかにする手術や、膝蓋骨周囲の緊張した組織を解放する手術が必要になることがあります。
5. リハビリと簡易エクササイズ
壁に背をつけてゆっくり膝を曲げ、5秒間保持するエクササイズや、段差を上り下りする運動で大腿四頭筋を強化します。完全回復まで1〜2か月を目安にしてください。
