肘の神経痛
概要
肘の主な神経は尺骨神経で、肘の上部の柔らかい部分に位置しています。この部位は非常に敏感で、軽くぶつけるだけでも数分間のしびれや痛みが生じます。神経が圧迫されると、腕の機能が低下し、痛みが腕から手、指先まで走ります。しびれや鈍い痛みが全体に広がり、数分間は正常に動かせなくなることがあります。
原因
神経が圧迫されることが最も一般的な原因です。家具などに肘をぶつけると、いわゆる「おもしろい骨」と呼ばれる部位が刺激されます。尺骨神経は肘の背面から腕の後ろへ走っています。
手根管症候群やテニス肘など、他の疾患が神経に影響を与えることもあります。
神経の炎症は、腕全体や手に強い痛みを引き起こすことがあります。
診断方法
画像診断(X線、MRI)で腱や神経の炎症・損傷を確認します。
神経伝導検査で神経の伝導速度や感覚を評価し、EMG(筋電図)で神経活動を測定します。
治療法
症状が改善するまで安静にし、肘や前腕を固定するブレースやスプリントでサポートします。
炎症が強い場合はステロイド注射で腫れと圧迫を軽減します。
市販の鎮痛薬で痛みを和らげ、ストレッチで神経や腱の柔軟性を保ちます。
予防策
怪我後は十分に回復させ、スプリントやギプスで保護します。
症状が悪化したり長引く場合は速やかに医師の診察を受けましょう。
放置すると慢性化し、永久的な機能障害につながる恐れがあります。
放置した場合の影響
痛みが増大し、最終的には腕全体の機能喪失に至る可能性があります。早期の診断と治療が重要です。
