トリガーフィンガー(拘縮指)の治療法とは
指や親指が伸びたまま曲がった状態で固定される状態は「トリガーフィンガー(拘縮指)」と呼ばれます。指が自動的に元の位置に戻る様子は、銃のトリガーが引かれた後に離れる様子に似ています。腫れや熱感がある場合は感染の可能性があるため、早めに医師の診察を受けてください。
軽度の症状
軽度の場合、医師は以下の対策を勧めます。
- 数週間の安静と手の挙上、必要な時だけ使用する。
- 握る動作は完全に避ける。
- 指を固定するスプリント(骨折時と同様に、約6週間伸展したまま固定)。
- 軽いストレッチや指の動かし方で可動域を保つ。関節をゆるめるために温かい湯に浸すことや、軽くマッサージすることも有効です。
中等度・重度の症状
症状が進行した場合、以下の治療が検討されます。
- ステロイドを含まない抗炎症薬(例:イブプロフェン)。市販薬で服用し、用量を守ります。
- 市販薬で効果がない場合は、医師がステロイド注射(コルチゾン)を提案することがあります。ただし、関節炎や糖尿病などの既往症がある場合は使用できないことがあります。
重度の症状
他の治療がすべて無効な場合、外科的処置が必要です。
- 経皮的トリガーフィンガーリリース:局所麻酔下で針を用いて腱のロックを解除します。主に中指・薬指で実施されます。
- 必要に応じて、腱を解放し正しい位置に戻す開放手術を行います。これは最後の手段として実施されます。
