強直性脊椎炎(AS)の症状と全身への影響
体への影響
強直性脊椎炎(AS)は、主に脊椎に炎症を起こす炎症性関節炎です。炎症により関節に痛み、こわばり、腫れが生じ、場合によっては骨や内臓にも障害が及ぶことがあります。
脊椎
脊椎はASで最も頻繁に影響を受ける部位です。炎症が起こると背中に痛みやこわばり、腫れが現れます。進行すると椎骨間に新しい骨が形成され(癒着)、背骨が硬直し、柔軟性が失われます。
仙腸関節
仙腸関節は脊椎の基部にあり、骨盤と脊椎をつなぐ関節です。ここが炎症を起こすと、腰部や臀部に痛みとこわばりが出ます。
股関節
股関節の炎症により、臀部や大腿部に痛み、こわばり、腫れが生じます。重症例では軟骨や骨が損傷し、変形性関節症を伴うことがあります。
肩関節
肩関節が炎症を起こすと、肩部に痛みやこわばり、腫れが現れます。進行すると軟骨や骨の破壊が起こり、関節炎につながります。
膝関節
膝関節の炎症は、膝に痛み・こわばり・腫れをもたらします。重症になると軟骨や骨が損傷し、変形性関節症が発症することがあります。
その他の部位
稀に、ASは目、心臓、肺など他の臓器にも炎症を及ぼすことがあります。眼の炎症(ぶどう膜炎)や心血管系の合併症、肺機能障害などが報告されています。
