低炭水化物・高タンパク質のアトキンスダイエット
長年、栄養士は「摂取カロリー=消費カロリー」という単純な考えで指導してきましたが、現在では栄養素のタイミングとバランスが量以上に重要であることが分かっています。特に、単純炭水化物の摂取がインスリン分泌を促し、脂肪蓄積につながります。
そこで注目されているのが、ロバート・C・アトキンス医学博士が提唱した「4段階アトキンスダイエット」です。低炭水化物・高タンパク質を基本とし、段階的に炭水化物量を調整します。
1. インダクション(導入)フェーズ
最初のフェーズは「インダクション」と呼ばれ、単純炭水化物(デンプンやジャガイモなど)を極端に制限します。1日の総炭水化物は20g未満に設定し、緑のサラダ3カップやアスパラガス・ブロッコリー2/3カップ程度に相当します。
この期間は最も厳しいですが、2週間続けることでエネルギーが増加し、体が脂肪燃焼モードにシフトします。
2. 継続的減量フェーズ
次のフェーズでは、炭水化物を1日5gずつ増やすことが許可されます。例としては、アボカド半分、トマト1個、無糖ヨーグルト60〜120g、ブロッコリー2/3カップなどです。目標体重まで、体重が5〜6ポンド(約2.3〜2.7kg)上回るまで続けます。
3. プレメンテナンスフェーズ
目標に近づいたら減量スピードを緩めます。1日あたり炭水化物を10g増やすか、週2〜3回は20g程度の炭水化物(ベーグル、ベイクドポテト、ピザ1切れなど)を摂取しても構いません。体重が増えなければこのまま進めます。
4. メンテナンスフェーズ
最終段階は生涯にわたる「メンテナンス」フェーズです。1日の炭水化物は100g以下に抑え、砂糖、コーンシロップ、白い小麦粉、コーンスターチなどの単純炭水化物は避けます。
もし体脂肪が5ポンド(約2.3kg)以上増加した場合は、再びインダクションフェーズに戻り、体重を目標に戻します。
結論
ポートランド(オレゴン州)のEmpower Fitness Companyオーナー、トロイ・ウェスト氏(C.S.C.S., C.P.T.)は、低炭水化物・高タンパク質の食事は血中のグリコーゲンを減少させ、体が蓄積脂肪をエネルギー源として使用させると説明しています。過去に医療界から批判を受けたものの、短期間での健康的な体重減少法として有効であると実体験で示しています。
