サウスビーチダイエットとアトキンスダイエットのメリット・デメリット
米国連邦取引委員会(FTC)の調査によると、ダイエットをした人の95%以上が減量した体重のほとんど、あるいはそれ以上を再び増やしてしまいます。サウスビーチダイエットとアトキンスダイエットも例外ではありませんが、それぞれにメリットとデメリットがあります。
サウスビーチダイエット
サウスビーチダイエットは炭水化物を制限するプログラムで、3つのフェーズに分かれています。
フェーズ1(2週間)
米・パン・パスタ・ジャガイモ・果物などの炭水化物を一切摂取しません。
フェーズ2(長期減量)
フェーズ1で制限した炭水化物のうち、全粒穀物など比較的健康的なものを少量ずつ戻します。
フェーズ3(維持)
健康的な炭水化物を適量摂取し、体重をキープします。
メリット:健康的な脂肪を推奨し、飽和脂肪酸やトランス脂肪酸を制限。小さい食事量を促し、後期では全粒穀物を中心とした炭水化物を取り入れる点が評価されます。
デメリット:第1フェーズの炭水化物制限が極端で、主に水分が抜けることで急激な体重減少が起こります。そのため、次のフェーズで体重が減らなくなると期待外れ感が生まれやすく、再び体重が増えるリスクがあります。また、FDAの推奨するバランスの取れた食事とは相容れない点や、レシピが高価・手間がかかること、運動への言及が少ないことも問題です。
アトキンスダイエット
アトキンスダイエットも「インダクション」フェーズとして2週間の極端な炭水化物制限から始まり、その後「継続的減量」「プレメンテナンス」「生涯メンテナンス」の3つのフェーズへ移行します。
メリット:近年は生涯にわたる健康的な食生活の維持を強調し、後期ではより健康的な炭水化物を取り入れ、飽和脂肪の摂取を抑える点が評価されています。
デメリット:長期的に低炭水化物食を続けることの健康影響は未確認で、心血管疾患やがんのリスク増加が懸念されています。インダクション期の水分減少による急激な体重減少は、期待外れにつながりやすく、再び体重が戻ることがあります。また、全粒穀物・果物・野菜といった健康的な炭水化物が不足するため、食物繊維、ビタミンC、葉酸、ミネラルなどの栄養素が不足しがちです。
どちらのダイエットも短期間の体重減少は期待できますが、持続可能なバランスの取れた食事と適度な運動を組み合わせることが長期的な成功の鍵となります。
