タンニン酸含有量が最も高い野菜はどれ?
タンニン酸(タンニン)は植物に自然に含まれる化合物です。果実や樹木の葉・茎だけでなく、一部の野菜にも多く含まれます。タンニンを含む野菜を食べると、種類によって異なるすっきりとした酸味や渋みを感じます。ここでは、特にタンニン酸の含有量が高いとされる野菜をいくつか紹介します。
タラゴン(エストラゴン)
タラゴンは多年草の緑色野菜で、別名「ドラゴンハーブ」とも呼ばれます。光沢のある細長い葉からはタンニンとフラボノイドが抽出され、分子量はガロ酸エステルで500〜3,000、プロアントシアニジンで最大20,000に達します。タラゴンの葉は料理の香り付け、アルコール飲料、タルタルソース、マスタード、酢漬けなどに利用され、消化不良の改善にも効果が期待されます。ヨーロッパやシベリアでは、リコリスやアニスのような香りが特徴の葉を収穫し、サラダや酢料理に使用します。料理に加える際は、風味がすぐに出るため、仕上げの数分前に投入してください。
アメリカスモック(ショウマック)
アメリカスモックは緑色の葉を持つハーブで、葉からリキュールを作ることができます。白スモック、ドワーフスモック、スタッグホーンの3種が特に有名で、葉が黄色くなる直前がタンニン含有量のピークです。乾燥させて粗粉にし、野菜タンニング用リキュールとして利用されます。主にミシシッピ川東部に自生しています。
ガンビア(ガンビア樹)
ガンビアは灌木状の植物で、葉と若芽から抽出した水性エキス「ガンビエ」を利用します。凝縮タンニン酸はフラボン類(クエルセチン)由来の化合物を含み、自然界の黄色素の源となります。カテコール系タンニンに加えて、ワックス、糖、油、塩分も含まれます。中国、マレーシア、東南アジア各地に分布し、古くはめまいや高血圧の治療に用いられました。
ルバーブ
ルバーブは大型の三角形葉を持つ多年草で、500〜3,000以上のガロ酸エステルを含む植物タンニンが豊富です。葉はタンニンが多く有毒になることがありますが、茎は甘酸っぱい味わいでパイなどの料理に利用されます。イギリス王立園芸協会は食用に適したハイブリッド種(Rheum × hybridum)を栽培しています。
以上の野菜は、タンニン酸の含有量が比較的高く、料理や薬用として利用できる点が特徴です。タンニンの摂取は適量であれば健康効果が期待できますが、過剰摂取は渋みや消化不良の原因になるため、バランスを考えて取り入れましょう。
