原始・パレオダイエットの全貌

原始(パレオ)ダイエットは、数百万年前の狩猟採集時代の食生活を参考にした食事法です。脂肪が少ない肉や魚介類、新鮮な果物・野菜を中心に摂ります。先祖が実際に食べていた食品を基にしたメニューが特徴です。

原始ダイエットの歴史

1970年代後半、消化器専門医のウォルター・ヴォーグトリンが、旧石器時代の食事に近い食事が健康に有益だと提唱しました。彼は人間は肉食動物であり、タンパク質と脂肪を主に、炭水化物は少量で生きていけると主張し、腸炎やクローン病の治療経験に基づく見解を本にまとめました。その後の版では、一部の全粒穀物や低脂肪乳製品も許容できるとしました。2009年には、健康・フィットネス専門家のマーク・シソンが『The Primal Blueprint』を出版し、科学的根拠に基づく低炭水化物の旧石器食とその他の健康法を提案しました。その他、ローレン・コーディン博士の『The Paleo Diet』やレイ・オーデットの『Neanderthin』も原始食を推奨しています。

原始ダイエットで食べられるもの

加工食品が存在しなかった時代の食材を再現したメニューです。安全とされる食品は、フレッシュな果物・野菜、脂肪が少ない肉、魚介類、低GIの食材で、栄養価が高いとされています。乳製品や穀物は基本的に除外し、代わりに果物や野菜で栄養を補います。

原始ダイエットのメリット

旧石器食は、変性疾患の予防、エネルギー増加、体重減少に効果があるとされています。加工食品を排除し、果物や葉野菜、脂肪酸が豊富な魚や肉など、全体的に栄養密度の高い食品を摂取することで、体重管理やコレステロール改善、糖尿病やメタボリックシンドロームのリスク低減が期待できます。

注意点

すべての専門家が原始・パレオダイエットを最適な健康法と評価しているわけではありません。人類は1万年以上前に食生活が変化し、現代の栄養ニーズは多様化しています。ハノーバー大学食料科学部のアレクサンダー・ストレーレ、マイケ・ヴォルターズ、アンドレアス・ハーンらは、環境変化が大きく、現代の食事と比較できないと指摘しています。食事を大幅に変える際は、必ず医師や栄養士に相談してください。

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