短期的な不健康な食習慣がもたらす影響
多くの人は長期的に脂肪分の多い揚げ物や加工食品を摂取すると健康に悪影響があることは理解していますが、短期間の不健康な食習慣でも深刻なリスクがあることをご存知でしょうか。
以下に、たった1回の高脂肪食や数週間のファストフード中心の食事がもたらす主な影響を紹介します。
体重増加
スウェーデン・リンショーピング大学のトルビョルン・リンドストローム准教授らは、18名の健康な男女に1か月間高カロリーのファストフード中心食を摂取させ、運動を禁止しました。その結果、平均で約14ポンド(約6.4kg)の体脂肪が増加しました。
体組成の変化
同研究では、体重は元に戻っても体脂肪率が高いままであることが1年後に確認されました。短期間の不健康な食事が筋肉量に対する脂肪量の比率を上昇させ、将来的な体重管理を難しくします。
血管への影響
メリーランド大学医学センターの心臓専門医ゲイリー・プロットニック博士は、高脂肪食を摂取した3〜5時間後に血管機能が低下し、トリグリセリドやLDLコレステロールが上昇することを報告しました。心疾患を抱える人にとっては、心筋梗塞などのリスクが一時的に高まります。
肝臓へのダメージ
英国医学会誌『Gut』に掲載されたスウェーデンの研究では、2週間にわたり1日2回のファストフードを食べた被験者の血中ALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)濃度が上昇し、肝臓にストレスがかかっていることが示されました。
