ディーン・オーニッシュ・ダイエットとは

概要

米国の心臓病専門医、ディーン・オーニッシュ博士が1993年に提唱した「ライフ・チョイス・ダイエット」は、1日のカロリーの10%未満を脂肪から摂取する、低脂肪・ベジタリアン・高食物繊維の食事法です。心血管疾患の予防・改善だけでなく、減量プログラムとしても広く活用されています。

対象食品(制限)

この食事法は、コレステロールと飽和脂肪酸を極力排除します。肉類や魚は原則禁止ですが、低脂肪の乳製品(ヨーグルト、スキムミルク、低脂肪チーズ)や卵白は少量許可されています。以下の食品は全面的に除外されます。

  • 全ての油脂・ナッツ・種子・アボカド
  • 白米、白小麦粉製品
  • 精製糖を含む食品

特徴

主に複合炭水化物(果物、全粒穀物、豆類、野菜)を中心に摂取し、総エネルギーの15〜20%をたんぱく質、70〜75%を炭水化物で構成します。典型的な米国食が「脂肪40%・たんぱく質20%・炭水化物40%」であるのに対し、オーニッシュ・ダイエットは脂肪を極端に減らす点が大きく異なります。

行動面の推奨

  • 定期的な有酸素運動と筋トレ
  • ストレス軽減のための瞑想
  • カフェイン(コーヒー)の摂取を控える
  • 「マインドフル・イーティング」―食事は決まった場所で、車内や走りながらの食事、テレビや読書をしながらの食事は避ける

改訂版(魚の許可)

1990年代後半に、サーモン、ヒラメ、サバなどの脂肪の多い魚を一部認める改訂が加えられました。これにより、心血管に有益な必須脂肪酸を摂取できるようになり、魚油やフラックスシードオイルのカプセルで代用することも可能です。

留意点

妊娠中の女性には推奨されません。胎児の成長に必要なカロリーが確保できないためです。主に心臓疾患の改善を目的としていますが、食事の緩やかなバージョンは体重減少やコレステロールの軽度低下を目指す人にも有効です。

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