クローン病に効くマクロビオティック食事法
概要
マクロビオティックは、幕末の医師・石塚諏谷が提唱した「未精製食品」「全粒穀物」「地産地消」の原則に基づく食事法です。後に大澤芳夫・久志道三郎らが体系化し、さまざまな疾患の予防・改善に役立つとされています。Virginia Harper と Tom Monte の研究によれば、標準的なマクロビオティックに若干の調整を加えることで、クローン病のコントロールにも効果が期待できるとされています。
基本の食事構成
マクロビオティックの食事は、以下の比率を目安に組み立てます。
- 全粒穀物(玄米、ミレット、アマランサスなど)…全体の 50〜60%
- 野菜(海藻含む)…25〜30%
- 豆類…5〜10%
- 魚、ナッツ、種子、果物、味噌汁…5〜20%
味噌汁は1日数回飲むことが推奨されます。
味噌汁のポイント
味噌は大豆を発酵させたペーストで、熱湯に大さじ1〜2杯加えるだけで手軽に消化しやすいスープが作れます。豆腐、わかめ、だいこんなどの具材を入れればボリュームアップ。味噌は抗酸化作用もあり、白味噌から赤味噌まで種類が豊富で、味や風味が異なります。
玄米の利点
玄米はマクロビオティックの主食で、Harper と Monte の著書『クローン病の自然なコントロール』では、腸疾患を抱える人に最適な全粒穀物の一つと紹介されています。消化が比較的容易で、ビタミン・ミネラルが豊富。特にリンが多く、体内の毒素排出を助けます。
ミレット(粟)の特徴
ミレットもクローン病患者に適した全粒穀物として推奨されます。酸性を作りにくく、消化が楽なうえ、たんぱく質が豊富です。炊飯だけでなく、野菜と合わせたり、スープに加えたりして多様に利用できます。Harper と Monte は、玄米に次いでミレットを最も頻繁に摂取すべき穀物と述べています。
