口内で食べ物を分解する酵素は何?
唾液アミラーゼの働き
唾液アミラーゼは、唾液腺で産生され口に分泌される酵素で、炭水化物、特にでんぷんをマルトースやデキストリンといった単糖に分解します。これが消化の最初のステップです。
噛むことと化学的分解の相乗効果
咀嚼により歯の機械的作用と唾液アミラーゼの化学的作用が同時に働き、複雑な炭水化物が小腸で吸収可能な形へと変わります。このプロセスは「噛みやすい消化」と呼ばれ、栄養吸収の効率化に重要です。
酵素の働きは口腔に限られる
食物が胃に到達すると、胃酸の強い酸性環境により唾液アミラーゼは失活します。胃では主にペプシンがタンパク質分解を担当し、炭水化物の分解は膵臓から分泌される膵アミラーゼが小腸で続けます。これにより、すべての糖が吸収可能な形に整えられます。
