米国食品医薬品局(FDA)は食品に栄養表示を義務付けていますが、実際に推奨される食事量(サービング)は米国農務省(USDA)が定めています。新鮮な果物や野菜は表示義務がなくても、加工食品(パン、シリアル、缶詰、冷凍食品など)は1回分の栄養情報を提供し、消費者が適切な量を選べるようにしています。

歴史

1941年、当時のフード・アンド・ニュートリション・ボードが個人が摂取すべき食事量の指針を初めて策定しました。戦時中の食糧配給を考慮し、利用可能な食材で最大の栄養を得られるように設計されました。1950年代になると、栄養士が各食品群ごとのサービング数を加え、一般の人々が日々の必要栄養素を簡単に把握できるようになりました。

機能

栄養表示は1日あたり2,000〜2,500kcalの食事を基準にサービング数を示しています。特別な健康状態や妊娠・授乳中の女性、子どもなどは個別の必要量が異なるため、医療専門家に相談することが推奨されます。

穀物

穀物は1日あたり約6オンス(約170g)を目安に摂取します。パン、シリアル、米、パスタなどが該当し、炭水化物は体内でブドウ糖に変換されエネルギー源となります。

野菜

野菜はビタミンA・C・Eなど多彩な栄養素を供給します。色が濃いほど栄養価が高く、ほうれん草やブロッコリーがおすすめです。USDAは1日2.5サービングの野菜摂取を推奨しています。

果物

果物も豊富なビタミン源です。1日2カップ(約300g)を目安に、種類をまんべんなく摂ると良いでしょう。果汁は1サービングとカウントできますが、余分な糖分が含まれることがあるため、全果物の代わりにしないよう注意が必要です。

カルシウム

1日3カップの牛乳で必要なカルシウムを摂取できます。乳製品が苦手な場合は、カルシウム強化ジュースや「カルシウム添加」表示の食品で補いましょう。

たんぱく質

肉類は筋肉や臓器の修復に必要なたんぱく質を提供しますが、脂肪・ナトリウム・コレステロールが多いこともあります。できるだけ赤身の肉や鶏胸肉など低脂肪の部位を選び、1日約5.5オンス(約155g)を目安にしましょう。肉を食べない人は豆類、ナッツ、種子からたんぱく質を補給できます。