ネガティブカロリー食品とは?その実態と効果を検証

ネガティブカロリー食品の概要

「ネガティブエネルギー食品」や「ネガティブカロリー食品」という言葉は、食べ物を消化する際に体が消費するエネルギーと摂取カロリーの関係を指します。カロリーはエネルギーの単位で、余剰エネルギーは体内に蓄えられます。体は食物を消化するために一定量のエネルギー(カロリー)を必要としますが、ある食品はその消化に要するエネルギーが、実際に含まれるカロリーよりも多いとされています。この場合、体は蓄積されたエネルギーを使って消化を行うため、理論上は体脂肪の減少に寄与すると考えられます。しかし、メイヨークリニックの予防医学専門医ドナルド・ヘンズラッド博士は「理論的には可能でも、特定の食品が『ネガティブカロリー』であることや体重減少に効果があることを示す信頼できる科学的研究は存在しない」と指摘しています。

代表的な食品例

果物・野菜

多くの「ネガティブカロリー」食品リストは、主に果物や野菜で構成されています。生の果物や野菜には食物繊維が豊富に含まれており、体はそれらを消化するために必要なエネルギーが、食品自体が提供するカロリーよりも多くなります。その結果、体は蓄積されたエネルギーを使って消化を行うため、ダイエットの一助になるとされています。

低脂肪たんぱく質

鶏胸肉、七面鳥、魚、卵などの低脂肪たんぱく質は、満腹感を得やすく食欲抑制に役立ちます。たんぱく質は消化に必要なカロリーと同程度のエネルギーを消費するため、摂取カロリーと消費カロリーがほぼ相殺されると考えられます。そのため、適量を守れば体重の増減に大きな影響を与えず、健康的な食事に取り入れやすい食品です。

セルロース(例:セロリ)

最も有名な「ネガティブカロリー」食品としてしばしば挙げられるのがセロリです。セロリはカロリーが極めて低いだけでなく、栄養素も限られています。セロリに含まれるセルロースは人間の消化酵素では分解できず、エネルギーを費やして分解しようとしますが、最終的にはそのまま体外へ排出されます。燃焼系ダイエットの専門家トム・ベニュートは、セロリよりもカロリーは少ないが栄養価の高い濃い緑色野菜(ほうれん草、ケール、ロメインレタスなど)を選ぶ方が効果的だと述べています。

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