陸軍新人の食事管理と栄養指導
陸軍の新兵として、食事に気を配ることは体力維持に不可欠です。健康的な食事は体力とスタミナを高め、危険な任務でも安全に行動できるよう支援します。陸軍では新兵向けにさまざまな食事オプションが用意されています。
MRE(Meal, Ready‑to‑Eat)
MREは第二次大戦時代のCランチやKランチの現代版です。1食あたり約1,250kcalで、炭水化物が約51%、脂質が36%、タンパク質が13%のバランスです。エントリー、サイドディッシュ、クラッカーまたはパン、スプレッド(ピーナッツバター、ジャム、チーズ)、デザート、キャンディ、調味料、飲料、カトラリーなどがセットになっており、炎を使わない加熱装置で温めることも可能です。温めると味が良くなりますが、冷たいままでも安全に食べられます。1食で陸軍が推奨する1日の栄養の約3分の1を摂取できます。
陸軍の食事指針
陸軍はMREに限らず、賢い食事選択を推奨しています。指針に従うことで、筋肉を増やす高タンパク質の食事(魚、豆、卵白、ヨーグルトなど)を取り入れやすくなります。また、野菜、全粒穀物、フレッシュフルーツの摂取も奨励されています。トランス脂肪を含まない油脂や、脂肪分の高いドレッシング、ペストリー、ファストフードの摂取は控えるよう指導しています。
適切な量の把握
カロリー管理の最も正確な方法は「量」を把握することです。米軍のウェブサイトでは、家庭での食事では計量スプーンやキッチンスケールを使用して、適切なポーションコントロールを行うことを推奨しています。
水分補給
水分補給は食事と同様に重要です。訓練中は運動前・中・後にしっかりと水を飲むよう指示されます。基礎戦闘訓練(BCT)では、指導官が兵士に「水筒1本分」以上の水を飲ませることがあります。これは多くの人が十分な水分を取れていないと考えられているためです。90分以上の長時間運動時には、糖分と電解質を含むスポーツドリンクも有効です。陸軍は、体重の75%に相当する量の水分を基準とし、乾燥した環境ではさらに16オンス、激しい運動時にはさらに16オンスを追加で摂取することを推奨しています。
食事関連の職種
食事やフィットネスの専門知識を活かす職種として、フードサービス・スペシャリストがあります。この職種では、陸軍のレシピに基づく調理、厨房機器の使用、食品の安全な保管、必要に応じたMREの配布などを学びます。また、栄養ケア・スペシャリストとして、兵士の食事管理、健康診断、個々の栄養ニーズに合わせた食事提供などを担当することも可能です。
