定義

ピクノゲノールは実は商品名で、学術的な名称ではありません。フランス西南部にあるヨーロッパ最大の松林から採取したフランス海岸松(Pinus pinaster)の樹皮を水で抽出したものです。カテキン、エピカテキン、フェルラ酸、タキシフェリンなどのバイオフラボノイドが豊富に含まれています。

主な用途

強力な抗酸化作用により、体内でストレスや代謝過程で生じる活性酸素(フリーラジカル)を除去します。その結果、老化抑制、免疫機能のサポート、心血管系の保護が期待されます。また、喘息症状の緩和や筋肉痙攣の軽減にも用いられます。ただし、すべての効能については科学的根拠が十分ではないものもあります。

安全性

これまでに実施された多数の研究で、重大な副作用は報告されていません。苦味があるため、摂取後に軽い胃部不快感を感じる人がいることがあります。胃への負担を減らすには、食事と一緒、または食後に服用することをおすすめします。米国食品医薬品局(FDA)からはGRAS(一般に安全と認められる)ステータスが付与され、コーシャ認証も取得しています。

薬物相互作用

理論的には以下の薬剤と相互作用する可能性がありますが、実際に生命に関わる重大な相互作用が確認された例はありません。現在何らかの薬を服用中の方は、医師に相談してください。

  • 血圧降下薬(ACE阻害薬、アンジオテンシンII受容体拮抗薬)
  • 血糖降下薬(メトホルミン、グリブリド、グリピジド、インスリンなど)
  • 出血リスクを高める薬(アスピリン、ワルファリンやヘパリンなどの抗凝固薬、クロピドグレルなどの抗血小板薬、イブプロフェンやナプロキセンなどのNSAIDs)
  • 免疫抑制薬・免疫刺激薬

妊娠・授乳・小児

妊娠中の安全性を裏付ける十分なデータがないため、妊娠中の使用は控えるべきです。同様に、子どもへの使用についても安全性が確立していないため、医師の指示がない限り使用しないでください。