X線フィルムの見方

X線フィルムは撮影部位によって映り方が異なります。骨は密度が高くX線を多く吸収するため白く映り、筋肉や脂肪はやや灰色に、ガスや空気はX線が通りやすいため黒く映ります。

異なる組織の特徴

  1. 胸部X線

    胸部X線

    肺は空気で満たされているため黒く映り、脊椎や肋骨、肩甲骨は密度が高く白く写ります。心臓は肺組織より密度が高いが骨ほどではないため、灰色に見えます。

  2. 腹部X線(造影剤使用)

    腹部X線

    造影剤(ヨウ素)を注入した患者の腹部画像です。上部に腎臓が見え、腎臓から膀胱へと造影剤が流れる様子が確認できます。

  3. 見えない部分

    見えない部分

    実際に見えているのは腎盂(腎臓の内部)だけで、腎臓本体や胃・肝臓・膵臓・胆嚢・脾臓などはX線を十分に通過させてしまうため映りません。

  4. 膝関節X線(人工関節)

    膝関節X線

    膝関節置換術を受けた患者の画像です。大腿骨・脛骨・腓骨は白く映りますが、金属製の人工関節はさらに密度が高く、骨よりも白く写ります。筋肉や腱、靭帯は映りません。

  5. 大腿骨X線(側面像)

    大腿骨X線

    側面像の大腿骨画像です。画像左側から約2/3の位置に暗い縦線が見えますが、これは大腿骨の骨折部位です。

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