女性向けDHEAの効果と注意点
事実
メイヨークリニックの内分泌学者K. Sreekumaran Nair医師によれば、DHEAは副腎で自然に生成され、エストロゲンやテストステロンに変換されます。米国では合成DHEAが店頭販売されています。DHEAの自然な血中濃度は20代でピークに達し、加齢とともに減少します。「理論上、DHEAサプリで濃度を維持すれば老化を遅らせられるかもしれない」とNairは述べていますが、現時点で研究はその効果を裏付けていません。
期待できる効果
米国国立医学図書館のMedlinePlusは、DHEAが副腎不全の治療に有望であると報告しています。臨床試験では、ホルモンバランスの改善、ウェルビーイング、生活の質、性欲、運動能力の向上が示されています。また、うつ病、肥満、全身性エリテマトーデス(女性に多い自己免疫疾患)にも有用性が示唆されていますが、確定的な結論にはさらなる研究が必要です。
エビデンスが不確かな領域
現在、アルツハイマー病、骨密度低下、心血管疾患、子宮頸がん、慢性疲労症候群、コカイン離脱、重症感染症、クローン病、HIV/AIDS、陣痛誘発、不妊、リビドー低下、閉経症状、筋ジストロフィー、乾癬、関節リウマチ、統合失調症、敗血症、シェーグレン症候群、皮膚老化など、多くの疾患でDHEAの有効性が調査されていますが、現時点では結果は明確ではありません。
使用を控えるべき根拠
一部の研究では、閉経後の線維筋痛症、記憶力、筋力、免疫機能の改善効果が認められないと報告されています。筋力に関しては研究結果が相反しています。
用量
メイヨークリニックによると、一般的なDHEAの経口用量は1日25〜200 mgです。HIV/AIDSやうつ病の治療では最大500 mgまで使用されることがあります。外用クリームの場合、濃度は5〜10%で、最大4週間の使用が推奨されます。
副作用
MedlinePlusは、推奨用量での使用は副作用が少ないとしていますが、コレステロールが高い方、糖尿病、甲状腺疾患、その他内分泌異常を持つ人は注意が必要です。報告されている副作用には、倦怠感、頭痛、鼻づまり、気分変動、月経異常、心拍数の増加や不規則があります。女性では顔の毛が増える、にきびができる、HDL(善玉)コレステロールが低下することもあります。長期または過剰に使用すると、エストロゲン上昇に伴い乳がん、卵巣がんなどホルモン感受性腫瘍のリスクが高まる可能性があります。
