栄養と片頭痛の関係
栄養と片頭痛には興味深い相関関係があります。特定の食品は片頭痛を誘発し、逆にある食品は予防や軽減に役立つ可能性があります。適切な食事管理により、片頭痛の頻度や強さをコントロールできることが研究で示されています(参考文献1)。
食べ物がトリガーになる場合
一部の人が特定の食材にアレルギー反応を示すように、片頭痛患者も特定の食品に対して頭痛を引き起こす反応を示します。代表的なトリガー食品は「ダーティ・ドゥズン」と呼ばれ、以下の12品目が挙げられます。
- 乳製品
- チョコレート
- 卵
- 柑橘類
- 肉類
- 小麦
- ナッツ類
- トマト
- 玉ねぎ
- トウモロコシ製品
- リンゴ
- バナナ
チラミン
チラミンはアミノ酸チロシンから生成される化合物で、血管拡張作用があります。チラミンを多く含む食品(熟成チーズ、ナッツ、ニシン、鶏レバーなど)を摂取すると、片頭痛患者で頭痛が誘発されやすくなります。また、一部の抗うつ薬にもチラミンが含まれます(参考文献2)。
トリガー食品の特定方法
まず、上記の「ダーティ・ドゥズン」に含まれる食品をすべて食事から除きます。その間に起こる頭痛の頻度と重症度を記録し、数週間後に食品を1つずつ少量ずつ再導入して、頭痛が出るかどうかを確認します。これにより自分にとってのトリガー食品を特定できます(参考文献1)。
痛みを引き起こさない安全な食事
比較的安全とされる食品は以下の通りです。
- 玄米
- 加熱した緑葉野菜
- オレンジ・黄色の野菜(例:ニンジン、パプリカ)
- 非柑橘系果物(例:さくらんぼ、クランベリー、梨、プラム)
食事を治療に活用する
トリガー食品は完全に除き、上記の安全食品を中心に摂取します。ホルモンバランスの変動を抑えるために動物性食品を控え、全粒穀物や豆類を多く取り入れましょう。また、医師と相談のうえ、フェバーフィ、ジンジャー、マグネシウム、カルシウムのサプリメントを加えると効果的です(参考文献1)。
