妊娠・授乳期の母親に必要な栄養と摂取目安

妊娠・授乳期は特別な食事制限は必要ありませんが、母体と胎児・乳児の健康を支えるために、エネルギー・たんぱく質・ビタミン・ミネラルなどの摂取量に注意が必要です。以下に主要な栄養素と目安をまとめました。

エネルギー

妊娠中は1日あたり約300kcal、授乳期は約500kcalの追加エネルギーが必要とされています(米国保健福祉省)。

たんぱく質

米国の女性はたんぱく質摂取が概ね十分ですが、妊娠・授乳期の目安は体重1kgあたり1.1gです。胎児の成長と母乳の質を支えます。

水分

血液量の増加と母乳生産により、1日約3リットルの水分が必要です。脱水は早産や陣痛促進のリスクを高めるため、こまめに水分補給を心がけましょう(イリノイ大学マッキンリー健康センター)。

カルシウム

母体の骨からカルシウムが供給されるため、十分な摂取が不可欠です。推奨量は1日1000mgで、骨・歯・筋肉・神経系の健康を維持します。

葉酸

胎児の神経管閉鎖障害(脊髄膜ヘルニアなど)予防に重要です。妊娠中は1日600µg、授乳期は500µgの摂取が目安とされています。

鉄分

血液量の増加と胎児への供給で必要量が増えます。妊娠中は1日27mg、授乳期は月経が止まっているため9mgの摂取が推奨されます。欠乏は早産や低体重児のリスクを高めます(メイヨークリニック)。

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