ハルバの栄養価と健康効果

はじめに

ハルバはアラビア語で「甘い」を意味する語根に由来し、古代バビロンでは女性が健康と美しさを保つために蜂蜜でコーティングしたごまを食べていました。ローマ兵士も体力増強のために食べていたとされ、ごまはビタミン、ミネラル、たんぱく質を豊富に含む優れた食材です。ごまをすりつぶしたペースト(タヒニ)に加工すると、栄養素の吸収が良くなります。現在市販されているハルバは、タヒニに大量の砂糖やシロップを加えて作られる甘い菓子です。ごま自体は健康的ですが、砂糖量が多いため、適量の摂取が求められます。

ハルバの特徴

ハルバは中東・中央・南アジア、そして世界中のユダヤ人コミュニティで親しまれています。商業的に流通しているハルバはほとんどがタヒニ(ごまペースト)をベースにしており、ひまわり、アーモンド、くるみなどのナッツやシードバターが代用されることもあります。チョコレートやピスタチオ、松の実などが加えられることが一般的です。また、一部の地域では穀物や豆類、野菜を使ったバリエーションも存在します。

販売サイズとカロリー

市販のハルバは通常8オンス(約227g)のバーで販売されていますが、甘さが強いため実際の1回分はバーの半分以下が目安です。米国農務省(USDA)のデータは227gのプレーンごまハルバを基準にしています。1回分のエネルギーは約1,185kcalで、総炭水化物は130g以上、そのうち約120gが糖質です。伝統的には蜂蜜で甘みが付けられましたが、現在はブドウ糖、果糖ブドウ糖液糖、精製白砂糖などが使われています。

たんぱく質

8オンス(227g)のプレーンハルバのたんぱく質含有量は約8%で、約18gです。これは1日の推奨摂取量の半分弱に相当します。ごまタヒニは必須アミノ酸を含む17種類以上のアミノ酸を供給し、特にロイシンとアルギニンが豊富です。

脂質

同サイズのハルバに含まれる脂質は約72gで、そのうち約6gが飽和脂肪酸です。タヒニの脂質は主に一価不飽和脂肪酸(オメガ‑9)で、心血管に良いとされています。また、ごま油に含まれる植物ステロールはLDL(悪玉コレステロール)を下げ、HDL(善玉コレステロール)を上げる効果が期待されます。

その他の栄養素

ごまタヒニは銅、鉄、マンガン、マグネシウム、カルシウムが豊富で、ビタミンEとビタミンB1(チアミン)も含みます。食物繊維は約10g、さらにごま油はフィトエストロゲンの供給源でもあり、抗酸化作用や抗がん作用が報告されています。

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