栄養成分表示の読み方と健康ポイント
サービングサイズ
栄養成分表示の最上部にある「1食分」の量と「1容器あたりのサービング数」から読み始めましょう。サービングサイズは標準化されており、同種の食品は同じサイズが使用されています。カップや個数といった分かりやすい単位と、グラムでの重量が併記されています。1食分の2倍を食べた場合は、カロリー、脂質、ビタミン、ミネラルのすべてを2倍に計算する必要があります。小包装でも「1食分」と見えるものが実は2〜3食分と表示されていることがあります。
カロリー
体重管理においてカロリーは重要です。一般的に40kcal未満は低カロリー、100kcal前後は中程度、400kcal以上は高カロリーとされ、ダイエット中は特に注意が必要です。総カロリーの横に「脂質由来カロリー」も記載されています。米国農務省の指針では、1日の総カロリーのうち脂質が35%を超えてはならないとされています。
脂質
総脂質は飽和脂肪酸とトランス脂肪酸に分けられます。これらは血中コレステロールを上昇させ、心疾患のリスクを高めます。代わりに不飽和脂肪酸を摂取することで心臓を守りましょう。例えば、調理時にバターの代わりにオリーブオイルを使う、サンドイッチのチーズをアボカドに置き換える、スナックはポテトチップスの代わりにナッツを一握り食べるといった小さな工夫が効果的です。特にオメガ3脂肪酸は心臓に良いとされ、サーモンなどの脂の多い魚に多く含まれます。週に数回は魚料理を取り入れましょう。
コレステロールとナトリウム
コレステロールとナトリウムは過剰摂取を避けるべき栄養素です。コレステロールは脂肪ではありませんが、バターや肉などの動物性食品に含まれます。多くの成人は1日200〜300mgの目安を超えて摂取しており、心疾患のリスクを高めます。ナトリウムは味が薄くても多く含まれる食品が多く、血圧上昇の原因となります。調味料は塩分に頼らず、ハーブやスパイスで風味付けすることをおすすめします。健康な成人は1日2,400mg未満のナトリウム摂取が目安です。
炭水化物
「総炭水化物」には糖質と食物繊維が含まれます。食物繊維は健康的な食事に欠かせないため、総炭水化物から繊維を差し引くと実際の糖質量が把握しやすくなります。1日の食物繊維推奨量は約30gで、果物、野菜、豆類、全粒穀物に豊富です。一方、糖質はビタミンやミネラルを提供しないため、摂取を制限すべきです。米国農務省は総カロリーの8%以下を糖質から摂ることを推奨しています。
ビタミン・ミネラル
FDAが重要と定めるビタミン・ミネラルはカルシウム、鉄、ビタミンA、ビタミンCです。栄養表示にはこれらの「1日あたりの摂取基準値(%DV)」が必ず記載されます。%DVが5%未満は低い、20%以上であればかなり優れた食品と判断できます。
