コレステロールが多すぎると判断される基準とは
米国心臓協会(AHA)によると、総コレステロールの健康な基準は 200 mg/dL 未満です。200〜239 mg/dL は「境界域」とされ、医師は LDL、HDL、トリグリセリドのバランスを詳しく確認します。総コレステロールが 240 mg/dL 以上の場合は、明らかな高コレステロールと判断されます。
定義
国立がん研究所はコレステロールを「肝臓で作られ、血液や全身の細胞に存在する、ワックス状の脂肪様物質」と定義しています。
LDL と HDL の違い
LDL(低密度リポタンパク)は「悪玉」コレステロールで、血流中に過剰に存在すると動脈壁にプラークとして蓄積します。一方、HDL(高密度リポタンパク)は「善玉」コレステロールで、余分なコレステロールを肝臓へ運び、体外へ排除する働きがあります。
HDL/LDL の目安
- HDL は数値が高いほど良く、男性で 40 mg/dL 未満、女性で 50 mg/dL 未満は心血管疾患リスクが高まります。
- LDL は低いほど良く、160 mg/dL を超えると危険領域とされます。
考慮すべき点
高齢者においては、適正な HDL 水準が脳機能の維持や認知低下の進行抑制に寄与することが示されています。
誤解されがちな点
トリグリセリドはコレステロールとは異なる脂肪の一種です。ただし、トリグリセリドが高い人はコレステロールも高いケースが多く、総合的な評価のために併せて測定されます。
豆知識
コレステロールは主に肝臓で合成されるため、食事から摂取しなくても体内で必要量が作られます。
