DHEAが減少する原因とは
概要
DHEA(デヒドロエピアンドロステロン)は副腎で産生されるステロイドホルモンで、コレステロールから作られる「マスターホルモン」プレグネノロンが元になります。30歳を過ぎると自然に減少し、加齢が最大の要因です。DHEAはエストロゲンやテストステロンへと変換でき、若年期の性ホルモン量と密接に関わります。低下すると糖尿病や心血管疾患、認知機能低下(アルツハイマー病リスク)などの健康リスクが高まります。
女性におけるDHEAの変化
女性は男性に比べて初期のDHEA量が少なく、35歳前後から減少が顕著になります。さらに更年期にエストロゲンが低下すると、DHEAの低下も加速し、骨粗鬆症や心疾患のリスクが増大します。男性のDHEAは女性の約30%高い水準を保ちます。
食事の影響
野生ヤムや大豆は合成DHEAの原料に使われますが、食事として摂取しても体内でDHEAに変換されません。メドライン・プラスによれば、ベジタリアンは非ベジタリアンに比べてDHEAがやや高い傾向がありますが、更年期にエストロゲンが減少すると同様にDHEAも低下します。
ステロイド薬とインスリンの影響
一部の抗炎症ステロイド(デキサメタゾン、ヒドロコルチゾン、メチルプレドニゾロン、プレドニゾン)は体内の自然DHEAを減少させ、DHEAサプリメントの効果を低下させる可能性があります。また、インスリン投与もDHEA濃度を下げることが報告されているため、インスリンとDHEAサプリを併用する際は注意が必要です。
