核酸の食事源とサプリメントの実態

核酸とは

核酸はヌクレオチドが鎖状に連なった高分子で、DNA(デオキシリボ核酸)とRNA(リボ核酸)の2種類があります。ヌクレオチドは窒素塩基、五炭糖(RNAはリボース、DNAはデオキシリボース)、リン酸基から構成され、塩基はアデニン、チミン(RNAではウラシルに置換)、グアニン、シトシンの5種です。アデニンとグアニンはプリン塩基、チミン・シトシン・ウラシルはピリミジン塩基に分類されます。DNAではアデニン‑チミン、グアニン‑シトシンが対になり、RNAではウラシルがチミンの代わりにアデニンと対になります。

DNAは代表的な核酸です。

自然に含まれる核酸の供給源

核酸はすべての生細胞に存在するため、食事をするたびに摂取しています。特にナッツや魚介類に多く含まれ、母乳も核酸が豊富で、授乳中の赤ちゃんに成長に必要な材料を供給します。

ナッツは核酸が豊富です。

サプリメントとしての核酸

一部の健康食品メーカーは、DNAやRNAを配合した核酸サプリメントを販売しています。製品には他の独自成分が混合されていることが多く、研究結果が示す効果は限定的です。体内に取り込まれた核酸は消化酵素で分解され、プリン塩基は腎臓で代謝されて尿酸として排泄されます。一方、ピリミジン塩基は分解されずに体細胞に取り込まれます。

DNA・RNAはサプリメントに含まれます。

専門家の見解

米国科学アカデミーの専門家は、核酸サプリメントが人体に有益であるという決定的なエビデンスはないと指摘しています。体は自ら核酸を合成できるため、必ずしも外部から摂取する必要はありません。サプリメントを始める前には必ず医師に相談し、他の薬剤やサプリとの相互作用を確認してください。

サプリメント導入前に医師に相談しましょう。

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