女性向けビタミンの潜在的リスクと副作用
実際には、女性だけを対象としたビタミンは存在しません。男性と同様に、女性も1日の推奨量に合わせたビタミンをバランスよく摂取する必要があります。そのための最も手軽な方法は、マルチビタミンの服用です。女性向けに特別に製造されたマルチビタミンもありますが、メーカーが明示しない副作用があることも忘れてはなりません。
ビタミンA
ビタミンAは、重度のPMS症状や膣カンジダ症、乳がん予防など、女性特有の健康課題に効果があるとされています。また、マラリアやはしかなどの合併症を軽減する働きもあります。
しかし過剰摂取(1日10,000IU以上を長期間続ける)すると、イライラ、吐き気、嘔吐、骨粗鬆症のリスク増大、食欲不振などの副作用が現れます。妊娠中に過剰に摂取すると、胎児に先天性欠損を引き起こす可能性があります。
ビタミンD
ビタミンDは骨の形成と強化に不可欠で、欠乏すると骨粗鬆症のリスクが高まります。また、糖尿病や高血圧、リウマチなどの疾患の治療にも利用されます。
一方で過剰摂取すると、妊娠中や授乳中の女性は胎児や乳児に重篤な障害を与える恐れがあります。動脈硬化の進行や腎臓病患者の血管硬化を悪化させることも報告されています。
葉酸(フォリック酸)
葉酸は潰瘍性大腸炎、貧血、心臓病、脳卒中、アルコール依存症の治療に用いられます。特に妊娠前に摂取すると、流産や先天性欠損のリスクを低減します。
しかし過剰に摂取すると、嘔吐、悪心、腹痛、下痢といった消化器系の症状や、イライラ、睡眠障害などが現れることがあります。
