ビタミンD不足のサインと症状

ビタミンDは「太陽のビタミン」とも呼ばれ、主に日光を浴びることで体内で合成されます。また、魚や卵などの食品や、牛乳やタラ肝油などの強化食品からも摂取できます。マヨクリニックは、約10分の太陽浴で不足を防げるとしていますが、地域によっては人口の約80%がビタミンD欠乏と推定されています。

骨がもろくなる(脆弱骨)

ビタミンDはカルシウムの吸収を助けるため、不足すると骨が弱くなります。乳幼児ではカルシウム吸収不良により軟骨症(くる病)を起こし、骨格が変形します。成人では骨軟化症(オステオマラシア)や、女性では骨粗鬆症のリスクが高まります。

筋肉の問題

カルシウムは筋肉の収縮に必須であり、ビタミンDが不足すると筋肉が痙攣しやすく、正常に機能しません。特に心筋は影響を受けやすく、重度の場合はうっ血性心不全につながります。

神経系の障害

カルシウムが神経伝達に関与しているため、ビタミンD不足は神経間の情報伝達を妨げます。その結果、痺れや筋肉のつっぱり、場合によっては線維筋痛症の一因と考えられています。

精神的な障害

冬季に日照時間が減少すると、季節性情動障害(SAD)と呼ばれるうつ様の症状が現れます。マヨクリニックの研究では、ビタミンD補給が標準的な光療法よりも効果的であることが示され、光不足によるビタミンD欠乏が主因と考えられます。

歯の喪失

歯も骨と同様にカルシウムが必要です。ビタミンDが不足すると歯に十分なカルシウムが供給されず、虫歯や歯の破折、最終的には歯の喪失リスクが高まります。

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