ビタミン欠乏が引き起こす過剰体毛と対策
多くの女性は唇、顎、胸、腹部、背中に細い体毛が生えます。体毛の「正常」な量は遺伝やホルモン、生活習慣によって個人差があります。医学では、全身に短く細い体毛が増える「多毛症」と、男性型の濃く太い毛が現れる「多毛症(男性型脱毛症)」を区別します。過剰な体毛は、男性ホルモン(アンドロゲン)が過剰になることが主な原因で、特に多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)が最も一般的です。PCOSが原因の場合、医師は食事改善や特定ビタミンの摂取を勧めることがあります。
原因
女性の過剰体毛は、アンドロゲンの濃度が高まることで起こります。PCOSはアンドロゲン上昇の主因で、にきびや月経不順、体重増加、声の低下、糖尿病などの症状を伴います。体重を減らすことで毛の成長が抑えられることが報告されています。
食事と生活習慣
PCOSの管理には、バランスの取れた食事と適度な運動が重要です。オメガ‑3 脂肪酸(サケ、サーディン、マカレルなどの脂肪魚やタラ肝油に含まれる)を増やし、トランス脂肪酸(「部分的に水素添加」表記)を控えることが推奨されます。以下のサプリメントも有効とされています。
- クロム
- ビタミンE
- マグネシウム
- 亜鉛
- 銅
- ビタミンB6
ビタミンB6
ビタミンB6 が不足すると、PCOS 患者の過剰体毛(多毛症)に影響を与える可能性があります。B6 はプロラクチンの産生を抑制し、テストステロンの作用を抑える働きがあると報告されています。また、B6 欠乏は毛包細胞がホルモンに過敏になる原因とも考えられています。
ビタミンE
ビタミンE の欠乏は必ずしも体毛増加を直接引き起こすわけではありませんが、アンドロゲンレベルを下げるサポートとして推奨されます。さらに、ビタミンA は抗炎症作用があり、長期的に使用すれば男性ホルモンの抑制に寄与する可能性があります。
その他の原因と対策
すべての過剰体毛がホルモン異常によるわけではありません。遺伝や民族的背景が主因の場合も多く、特に中東、南アジア、地中海系の女性は毛が濃い傾向があります。このようなケースでは食事変更だけでは効果が期待できません。シェービング、ワックス脱毛、光脱毛、電気脱毛、レーザー治療などの物理的除毛法が有効です。
