喫煙者におすすめのビタミン

喫煙は寿命を10〜12年短縮させるとされ、予防可能な早期死亡の主要因です。また、タバコは体内の必須ビタミンを枯渇させます。禁煙が最善策ですが、特定のビタミンを補うことで喫煙によるダメージを軽減できることが研究で示されています。

ビタミンE

オレゴン州立大学の栄養学教授、マレット・トラバー氏によると、ビタミンEは肺組織がタバコの有害な煙に対抗する最前線の防御物質です。十分なビタミンEが体内にあると、煙が生成するペルオキシラジカルと反応し、肺細胞膜の損傷を防ぎます。ただし、ビタミンCが不足するとビタミンE自体がラジカル化しやすくなるため、併用が重要です。

ビタミンC

ビタミンCは強力な抗酸化剤で、ビタミンEが非ラジカル状態を保つのを助けます。オレゴン州立大学リンウス・ポーリング研究所の研究では、ビタミンCのサプリメントが血漿中のビタミンE濃度と機能を保護し、喫煙者でも非喫煙者と同等の抗酸化効果が得られることが示されました。

ビタミンB6とメチオニン

国際がん研究機関(IARC)の研究者ポール・ブレナン氏は、十分なビタミンB6と必須アミノ酸が肺がんリスクを半減させると報告しています。ビタミンB6はタンパク質代謝と赤血球の維持に関与し、メチオニンはビタミンB群の代謝を助けます。世界がん研究基金が資金提供した調査では、ビタミンBの血中濃度が最も高い群は低い群に比べて肺がんリスクが56%低く、メチオニンが高い群は48%低いことが分かりました。

その他の抗酸化剤

抗酸化剤は細胞損傷を防ぐ役割があります。葉酸やビタミンB1(チアミン)などのサプリメントも、喫煙による影響を緩和する可能性があります。

マルチビタミン

日常的にマルチビタミンを摂取すれば、体の機能を支える栄養素をバランス良く補えます。ただし、喫煙者はベータカロテンを高濃度に含む製品は避けるべきです。ベータカロテンは非喫煙者には有益でも、喫煙者や元喫煙者では肺がんリスクを高めることが報告されています。

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