ビタミンEが豊富に含まれる食品
ビタミンEは脂溶性の抗酸化ビタミンで、自然に多くの食品に含まれています。米国農務省が定める成人の1日推奨量は15 mgです。サプリメントで補うこともできますが、ビタミンEを多く含む食材をバランスよく摂ることが最も効果的です。
ビタミンEの効果
ビタミンEは体内のフリーラジカル(細胞や組織を損傷させる物質)を除去し、老化やシワ、たるみといった皮膚トラブルの予防に役立ちます。また、赤血球の生成を促し、ビタミンKと協働して血液凝固を正常に保つ働きがあります。
ビタミンEが関与する健康状態
ビタミンEを多く含む食品を摂取すると、冠動脈性心疾患、脳卒中、がん、眼疾患、肝疾患、認知症などのリスクが低減するとされています。その効果は、抗酸化作用に加えて抗炎症、血小板凝集抑制、免疫機能の向上といった多面的な働きによると考えられています。
ナッツと種子
ビタミンEが豊富なナッツや種子は、悪玉コレステロールを下げ、血栓形成を抑える良質な脂肪を含んでいます。代表的な食品はアーモンド、ヒマワリの種、ヘーゼルナッツ、松の実、ピーナッツです。毎日の食事に取り入れやすいよう、全粒粉パンに自然なナッツバターを塗るのもおすすめです。
ビタミンEを多く含む油としては小麦胚芽油、ヒマワリ油、サフラワー油、コーン油があります。魚のソテーや野菜の炒め物、サラダのドレッシングに活用してください。
野菜と果物
ビタミンEを含む野菜・果物は食物繊維も豊富で、心臓や消化管の健康をサポートします。具体例はカブ、トマトソース、ほうれん草、ブロッコリー、キウイ、マンゴーです。アボカドはナッツ同様、心臓に良い脂肪とビタミンEを同時に摂取できる食材です。
ビタミンE欠乏症
ビタミンE欠乏は、栄養バランスの取れた食事をしていれば稀です。主にリスクが高いのは、低体重で早産した新生児や、クローン病・嚢胞性線維症などの脂肪吸収不良、胆汁分泌障害がある人です。
