太陽の光でビタミンは作られるのか?
ビタミンDは、太陽光に含まれる紫外線B(UVB)を皮膚が受けることで体内で合成されます。血中のカルシウムとリンの正常な濃度を保ち、骨の健康やさまざまな疾患予防に重要な役割を果たします。
ビタミンDの主な働き
ビタミンDはカルシウムとリンの吸収を助け、骨格を強く保ちます。低ビタミンD血症は骨粗鬆症と強く関連しており、米国骨・ミネラル研究学会の第26回年次総会で発表された研究でも、ビタミンDが骨粗鬆症の予防に寄与する可能性が示されました。また、オレゴン州立大学リンウス・ポーリング研究所の研究では、高血圧、がん、特定の自己免疫疾患のリスク低減にも関与することが示唆されています。
ビタミンDの合成メカニズム
紫外線Bが皮膚に当たると、7-デヒドロコレステロールがビタミンD3に変換されます。この反応は太陽光が皮膚に直接当たった瞬間に始まります。
うつ症状との関係
ワシントン大学医学部の研究によると、ビタミンDはうつ症状や気分の変動を抑える効果があるとされています。特に季節性情動障害(SAD)は日照不足が原因とされ、ビタミンDは「ハッピービタミン」とも呼ばれます。
適切な日光浴の目安
公共利益科学センターは、手・顔・腕など露出しやすい部位を、日焼け止めなしで1回あたり10〜15分、週に2〜3回、午前8時から午後4時の間に浴びることを推奨しています。曇りや霧などの天候は紫外線量に影響します。
ビタミンDを含む食品
ビタミンDは魚介類、卵、ビタミンD強化乳製品、強化シリアル、タラ肝油、牛肉、サプリメントなどでも摂取できます。
